睡眠学研究レポート

寝つけず、疲れが取れない|寝つきは深い眠りと疲労回復に影響?

すみさん、寝つきが悪いことと眠っても疲れがとれないこと、また加齢との関係には以下のようなメカニズムがあります。

ご質問①②にそれぞれ回答いたします。

 

質問①

いざ眠ろうとするときに、副交感神経が優位になっているとスムーズに寝つけ、その後深い眠りが得やすくなります。一晩の眠りの中で一番深い眠りが得られるのが、眠り始めて3時間の間。

そして、この深い眠りのときに「成長ホルモン」が分泌されます。成長ホルモンは子供の成育に不可欠なものですが、大人の身体でも分泌され、疲労回復や細胞修復の役割を果たします。

一方、交感神経が優位になっていると寝つきが悪く、寝つけたとしても深い眠りが得にくくなります。浅い眠りのままでは成長ホルモンが十分に分泌されず、疲れが残ってしまうことになります。

すみさんの寝つきを少しでも改善するためには、眠るためのリラックスした環境・心身を整えることがおすすめです。こちらを参考になさってください。

 

質問②

加齢により睡眠ホルモンが減少するのは、睡眠ホルモンを出す細胞の数が減ったり、機能が衰えたりするからだと考えられます。

ノンレム睡眠時間が減少するのは、ノンレム睡眠を司る脳の部分の機能が低下するからです。

睡眠についてはまだ詳しく解明されていないことが多くありますが、すみさんの今のお悩みである「寝つけない」ことと「寝ても疲れがとれない」ことにはつながりがありそうです。

 

スムーズに寝つくために、眠る前の過ごし方を工夫することも大切ですが、眠りは起床の延長線上にあります。起床後の過ごし方も、よい眠りにつながっています。

起床時刻をなるべく揃える、朝は太陽の光を浴びる、朝食を食べるといったことが体内時計をリセットし、日中を活発に過ごす原動力になり、夜に自然と眠くなるリズムを作ります。

さいごに、眠りの問題が慢性化してしまうと、すみさんの日常生活への影響が大きくなってしまいます。眠りの不調が数週間、月単位で続くようなら、睡眠専門医へのご相談をご検討下さい。

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