眠気が強く自分でも知らないうちに眠ってしまう状況は何とか早めに改善したいですよね。
カヤさんは、週末や長期休み中も普段学校へ通う日と同様の就寝時刻、起床時刻になるように意識されていますか?
もし、夜更かししてしまう日があるのであれば、毎日同じ時間に就寝することから始めてみることをお勧めします。
生活習慣が乱れると体のリズムにも影響を及ぼしてしまうためです。
それでも朝の寝起きが改善されない場合には、睡眠時間を増やしてあげる必要があるかもしれません。
日々の生活の中で、もう少し長めに睡眠時間を確保することは可能でしょうか?
中学生の場合、必要な睡眠時間は8.5~9.25時間といわれていますが、これはあくまでも平均の睡眠時間であり、カヤさんにはもう少し睡眠時間が必要な可能性もあります。
夕方についウトウトしてしまうことも、眠りの質を下げている原因の一つです。
昼食後のお昼寝で夕方の覚醒度を保つ工夫をしてみましょう。
また、毎日同じ時間に眠って、同じ時間に起きられるように、ご自身に最適な睡眠時間を知ることも大切です。
自然に目が覚めるまで眠れる日が5,6日続く時に自分に合った睡眠時間を知る方法をお試しください。
好きなだけ眠れる日の確保が難しい場合には、平日と休日の睡眠時間の平均をとってみるのも、ひとつの方法です。
例えば、平日は9時間睡眠だけれども週末は11時間寝てしまうようならば、本来、必要な睡眠時間は(9×5+11×2)÷7=9.57時間というように計算します。
起きたら1時間程度日光を浴びて、目にしっかり光を感じてください。
少しでも良いので朝食をとることも大切です。
続けることで徐々にリズムが整ってくるため、朝の目覚めにも変化が出てくるはずです。
自分に最適な睡眠時間を見つかれば、睡眠スケジュールも立てやすくなります。
不足分が分かれば、仮眠で上手に補うこともできます。
ただ、眠気のせいで事故に遭いかけたというのは、かなり心配な状況だと思います。
自分でも気づかないうちに眠ってしまうのは、身体からのSOSサインです。
あまりひどいようなら睡眠専門の医療機関をきちんと受診して、一度検査を受けてみた方が良いでしょう。
日本睡眠学会では、睡眠学会認定機関、認定医師等のリストが紹介されていますので、受診先の参考になさってください。
カヤさんにピッタリな睡眠リズムが見つかり、日中も元気に過ごせますように、お祈りしております。