睡眠学研究レポート

睡眠時遺尿症(夜尿症・おねしょ)

睡眠時遺尿症とは

睡眠時随伴症の覚醒障害のひとつで、いわゆる「おねしょ」です。週に2回以上繰り返し起こった場合に診断されます。

統計的に、患者数は4歳児の約30%、6歳児の約10%、10歳児の約5%、12歳児の約3%と成長するにつれて減っていき、男女比は3:2で、やや男児の方が多い傾向があります。

睡眠時遺尿症の原因

尿意を感じても、深い睡眠中の場合に起きられないことが1つの原因です。

他にも、夜間の尿量をコントロールするホルモンや、膀胱の容量の影響などが関係しています。

睡眠時遺尿症の対処法

成長するにつれ自然と軽快していくため、とくに治療をせずに経過を見守ることが多い症状です。

ただ、症状が学童期にまで継続する場合には、子どもの生活面に支障をきたすなど、心理的な影響は少なくありません。

就寝前に水分摂取の量に配慮するなどの生活面での工夫のほか、薬剤での治療が有効な場合もあります。

 

参考図書:

『睡眠障害国際分類第2版(ICSD-2)』(医学書院)発行:日本睡眠学会
『睡眠障害診療ガイド』(文光堂)日本睡眠学会認定委員会ワーキンググループ監修

監修

医師・医学博士

塩見 利明

愛知医科大学 睡眠科 教授

睡眠学研究レポート

Sleep Stylesは、睡眠課題を抱える方をはじめ、よりよい睡眠で活動中のパフォーマンスを上げたい方々に向け、睡眠をテーマとした睡眠学研究レポートを公開しています。

いびきの原因と対策は?睡眠時無呼吸症候群には要注意!

いびきのしくみ睡眠中に空気の通り道である上気道で発生する振動音が「いびき」です。上気道が何らかの原因で狭くなる…

睡眠時驚愕症(夜驚症)

睡眠時驚愕症とは睡眠時随伴症の覚醒障害のひとつで、幼児や子どもによくみられる睡眠障害です。睡眠中、突然パニック…

うつ病と睡眠障害の関係とは?|特徴と対処法【医師監修】

うつ病と睡眠うつ病患者さんのほとんどが睡眠の問題を抱えています。8割に中途覚醒や早朝覚醒などの不眠症状、残りの…