睡眠学研究レポート

疲れ知らず&良質な睡眠へ導く、マイルド加温の「HSP入浴法」って?

入浴は仕事や運動などで酷使した身体の疲れを和らげ、より良い睡眠に導くというのはすでに知られているところです。

そんな中、入浴法を少し変えるだけで、通常以上の健康効果と良質な睡眠が期待できるという「HSP入浴法」が注目を集めています。その効果について、株式会社バスクリンのお風呂博士・石川泰弘さんに教えていただきました。

 

HSPは体内のタンパク質を利用した科学的な入浴法!

では、どれくらいの温度でHSPは増えるのでしょうか?

「そんなに高温を加える必要はありません。40度のお湯を湯船に張り、約20分間入浴し、浴後30分保温するのがHSP入浴法の基本になります。この入浴法をすると体温が38度以上になるのですが、人によって平熱にも個人差はあります。低くても高くても、プラス1.5度を目安にするといいでしょう」と石川さん。

このほか、入浴を効果的にするにはいくつか注意点があり、そのひとつが水分補給だといいます。

「入浴中に水分をとると体温が下がってしまうので、お風呂に入る前にしっかりと水分を補給することが大切です。それから入浴時間が20分と長いので、湯船から出たり入ったりするときは、出たときに体温を下げないような工夫も重要になります。途中で湯船から出たときは、例えばタオルなどで身体を保温し、身体の熱を逃がさないようにしましょう」(石川さん)

まとめると、HSP入浴法のポイントは以下の3つ。
(1)お風呂に入る前に必ず水分補給をする。
(2)40度のお湯に約20分間入浴し、平熱プラス1.5度程度の体温を浴後30分間キープする。
(3)湯船から出たり入ったりするときは、出たときにタオルなどで身体を包み体温を下げないようにする。

また、HSP入浴はかなり体力を使うため、体調の悪いときはHSP入浴法を控えるほか、平熱が低い人も高い人も、血圧には十分な配慮が必要とのこと。保温時は汗がダラダラと流れるので、夏場は脱水に特に注意が必要です

 

週2~3回の入浴で、冷え性の人にも睡眠にメリットが!

HSP入浴法を行ったあと、HSPが最も増加するが入浴から2日後で、その後徐々に少なくなり1週間ほどでもとの状態に戻ります。ですからHSP入浴は週に2〜3回を目安に行えば効果が維持できるそう。

「健康維持はもちろん、HSPはもともと細胞を修復する性質があるので、美肌効果も期待ができます。この入浴法では、HSPを増やすために体温を上げますが、それとともに血液循環がよくなって冷えを緩和することができるので、冷え症の方にもおすすめです。また、自然な睡眠には体温の低下が必要です。入浴によって一度身体を温めれば、入浴後、スムーズに体温が低下していき、結果的に良質な睡眠が期待できます」(石川さん)

週2~3回、マイルドな温度のお風呂に入って身体を温め保温するだけで、身体と睡眠に抜群の効果をもたらしてくれるHSP入浴法。加えて、美容や冷え症など、さまざまな“いいこと”があるというので、是非一度、試してみてはどうでしょうか。

photo:Thinkstock / Getty Images

監修

お風呂博士

石川 泰弘

株式会社バスクリン

睡眠学研究レポート

Sleep Stylesは、睡眠に悩む全てのビジネスパーソンへ向けて、睡眠をテーマとした睡眠学研究レポートを公開しています。よりよい睡眠で日中のパフォーマンスを上げたい方々に向け、良い睡眠習慣への改善を総合的にサポートしてまいります。

【脚むくみ解消】賢い入浴法と寝る前のパンパン脚のむくみケア

脚のむくみは、特に仕事終わりの夕方などに気になりますよね。むくみとは、リンパ管に回収するはずの組織液が回収され…

夜、お風呂ではなく、シャワーで済ませたいのですが…

 忙しくてお風呂に入る時間がない…そんなときにシャワーで汗を流している方も多いはず。でも寝る前にシャ…

ストレス状態に気づくには「朝の調子」をチェックしよう!

目次ストレスがたまると、「朝」に不調が表れやすくなる快眠が得られないと、朝の目覚めが悪くなる夕方に元気が出ても…

睡眠に関するご相談

Sleep Styles は、睡眠力でビジネスを加速するソリューションをご提案致します。
オンラインでのお打ち合わせも可能です。お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。
TEIJIN
お問い合わせ
資料請求
TEIJIN