睡眠学研究レポート

トップアスリートに学ぶ朝食メニューのポイントは?

トップアスリートは、朝食にどんなものを食べているのでしょう?1日をエネルギッシュに過ごすために、また、質の良い睡眠につなげるためにも、「朝ごはんはしっかり食べよう」といわれています。
そこで今回は、体調管理のプロであるトップアスリートの食事法を参考に、どんな朝食メニューが良いのか解説していきます。

トップアスリートの食事法とは

アスリートは、ハードなトレーニングを乗り切るため、試合で実力を発揮するため、いつ何をどのくらい食べるべきかを考えて戦略的に食事をとっています。

例えば、午前中に試合やトレーニングがある場合は、朝食がとても大切になります。消化を考え、運動開始時間から逆算して、3時間前には栄養バランスの良い食事を済ませます。

バランスの良い食事とは、炭水化物、たんぱく質、もたれない程度の脂質、ビタミン、ミネラルをそろえた食事のことをいいます。

しかし、毎日が同じスケジュールというわけではありません。6時から朝練があるとしたらどうでしょうか? 3時間前の午前3時に朝食をとり終えるということはなかなか難しいですよね。

朝食には寝ている身体を目覚めさせる役割もあるので、何か口にしたい。でも、練習まで時間がない。そんな時は、すぐにエネルギーに変わる炭水化物を優先してとります。

たんぱく質、ビタミン、ミネラルも一緒にとれればバッチリですが、まずはトレーニング中に電池切れにならないように最低限備えておき、練習後に不足したものを食べます。

このように、その日の運動量や体の状態に合わせて食事をコントロールし、パフォーマンスを上げられるのが一流のアスリートなんです。

負けられないのはアスリートだけじゃない!午前中の勝負は朝食がカギ

さて、みなさんにも勝負が求められることはありますよね?大事な商談があるとか、試験があるとか、日々戦いの場面があるはず。それぞれのフィールドで最高のパフォーマンスを発揮するために、アスリートのように戦略的に食事をとって、からだを整えてみてはいかがでしょうか。

午前中から重要な会議! こんな時はやはり朝食が大事。アスリートとは違い、沢山エネルギーを消費するわけではありませんから、少量でもかまいません。頭を回転させる炭水化物に、たんぱく質を組み合わせたメニューがおすすめです。

 

マッチョじゃないのに朝ごはんにたんぱく質をとるといいワケとは

でも、アスリートでもないのになぜたんぱく質…?と思いますよね?

たんぱく質には「トリプトファン」というアミノ酸が含まれています。トリプトファンは、精神を安定させ、からだを活動的にするホルモン「セロトニン」のもとになります。そして、夜暗くなると、セロトニンから睡眠へと誘導するホルモンの「メラトニン」が合成されます。

つまり、トリプトファンが含まれるたんぱく質を朝食べれば、日中テキパキ動けると同時に、夜心地よく眠るためのスタンバイもしてくれるというわけです。

たんぱく質は、肉、魚、卵、大豆製品、乳製品に多く含まれています。慌ただしい朝は、炭水化物に偏りがちですが、ご飯だけさらっとかき込むよりは、納豆や卵かけごはんに。

トーストを食べるならハムを乗せる、というように、ほんの少しの工夫で攻めの朝食にバランスアップできます。

 

自分に合った朝ごはんを探そう

アスリートの食事法を見てみれば、「朝ごはんをしっかり食べる」というのは、朝からたっぷり食べる、ということではなく、自分の体調や予定に合わせて食べる、ということだと解釈できます。

さて、明日の予定は何ですか? 寝つきはどうですか? 自分のライフスタイルに合った朝ごはんを見つけて、パフォーマンスUP+快眠を目指してみては。

 

photo:Thinkstock / Getty Images

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