睡眠学研究レポート

冬に気分が落ち込んでいるとき、日光を浴びるのが効果的なのはなぜですか?

朝、日光を浴びることで「体内時計」が整うため、「冬季うつ病」の予防や解消に効果的です。

 

睡眠サイクルを整える「体内時計」を司るのは、「サーカディアンリズム」と「ホメオスタシス」の2つのリズムです。この2つが連動して動くことで、質のよい睡眠をとることができます。

「サーカディアンリズム」は、約24時間周期で身体の自律神経を調整するリズム。その働きには太陽の光が強く関係しており、朝起きて光をしっかりと浴びることで、夜、自然と眠くなる周期が生まれます。

冬場は太陽が昇り明るくなる時間が遅いので、この周期が後ろ倒しになってしまいます。すると過眠気味になり、気分が抑圧される「冬季うつ病」の症状が出やすいのです。

一方の「ホメオスタシス」は、体と脳が疲れを感じることで眠くなるリズムです。

 

「冬季うつ病」を避けるためには、朝、起きてしっかりと「太陽の光を浴びること」と、日常生活の中できちんと動き「ほどよい疲労感を体の中に溜めること」が重要です。

監修

博士(臨床心理学)

岡島 義

認知行動療法および睡眠心理学を専門とし、睡眠問題が及ぼす精神・身体症状、対人関係、社会生活への影響について研究を続けている。主な著書に、『薬を手放し、再発を防ぐ 認知行動療法で改善する不眠症』(すばる舎)、『4週間でぐっすり眠れる本』(さくら舎)など。

東京家政大学 人文学部心理カウンセリング学科 准教授

睡眠学研究レポート

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