睡眠学研究レポート

お腹がいっぱいになると眠くなりがちなのは、どうしてでしょうか?

食事をすることで体温が上がり、リラックスするためです。

 

人は、手足から熱を放出し、深部体温を下げて眠りに入りますが、その前に体温をいったん上げないと、下げるための仕組みがうまくはたらきません。

食事をすると、体温が上がると同時に血液の循環がよくなります。その後、手足から熱が放出され、一度上がった体温が急激に下がるため、眠気を感じやすいのです。

また、食事によって、交感神経優位の活動的な状態から副交感神経優位のリラックスした状態になるため、より眠りにつきやすい状態になります。

 

昼食後に眠くなってしまう人は、ランチメニューは熱いものや辛いものを控え、冷たい飲み物を飲むようにして体温の急激な上昇をおさえると、効果があるでしょう。

監修

医師・医学博士

遠藤 拓郎

睡眠学会認定医師。日本精神神経学会 精神科専門医。東京慈恵会医科大学助手、北海道大学医学部講師を経て、2005年にスリープクリニック調布、2007年スリープクリニック銀座、2009年スリープクリニック青山を開院。現在はスリープクリニックを統合し東京睡眠医学センター長を務める。睡眠に関するグッズ開発にも数多く携わっている。主な著作に、『4時間半熟睡法』『朝5時半起きの習慣で、人生はうまくいく!』など。

東京睡眠医学センター長(スリープクリニック調布 院長)

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