食事をすることで体温が上がり、リラックスするためです。
人は、手足から熱を放出し、深部体温を下げて眠りに入りますが、その前に体温をいったん上げないと、下げるための仕組みがうまくはたらきません。
食事をすると、体温が上がると同時に血液の循環がよくなります。その後、手足から熱が放出され、一度上がった体温が急激に下がるため、眠気を感じやすいのです。
また、食事によって、交感神経優位の活動的な状態から副交感神経優位のリラックスした状態になるため、より眠りにつきやすい状態になります。
昼食後に眠くなってしまう人は、ランチメニューは熱いものや辛いものを控え、冷たい飲み物を飲むようにして体温の急激な上昇をおさえると、効果があるでしょう。