睡眠学研究レポート

就寝前にコーヒーや紅茶、お酒を飲むのはよくないと言われますが、その理由は?

カフェインやアルコールによって眠りの質が悪くなってしまうためです。

 

カフェインは眠気覚ましに活用されるように、覚醒を促す効果があります。飲んだ15分後くらいに効き始め、8時間ほど効果が続くので、15時以降は飲むのを避けるようにしましょう。

もし飲むなら、デカフェ(カフェインレス)のものを選んでください。

また、栄養ドリンクはカフェインの塊。疲れたからといって15時以降など就寝時間を考慮せずに飲んでしまうと、睡眠の質が悪くなるので避けたほうがよいでしょう。

カフェインの量が多い飲み物は、ドリップコーヒー>インスタントコーヒー>緑茶>麦茶です。寝る前に水以外の飲み物を飲むなら、麦茶を選ぶのが良いでしょう。

 

晩酌や寝酒が毎日の習慣という人もいるかもしれません。アルコールを飲むと、急に体温が下がるため、一時的には眠くなります。

しかし3時間ほどすると、二日酔いのもとになる「アセトアルデヒド」という物質に変化して、体温と心拍数を上げるため、眠りが浅くなってしまいます。

夕食時にアルコールを飲んだら、寝るまで3時間以上間を置き、酔いを覚ましてから寝るようにしましょう。二日酔い予防にもなりますよ。

監修

医師・医学博士

遠藤 拓郎

睡眠学会認定医師。日本精神神経学会 精神科専門医。東京慈恵会医科大学助手、北海道大学医学部講師を経て、2005年にスリープクリニック調布、2007年スリープクリニック銀座、2009年スリープクリニック青山を開院。現在はスリープクリニックを統合し東京睡眠医学センター長を務める。睡眠に関するグッズ開発にも数多く携わっている。主な著作に、『4時間半熟睡法』『朝5時半起きの習慣で、人生はうまくいく!』など。

東京睡眠医学センター長(スリープクリニック調布 院長)

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